Japanese
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特集 理学療法の展望
これからの理学療法を考える
自滅しないように
Physical Therapy of Tommorow: Do Not Ruin Yourself
吉尾 雅春
1
Masaharu YOSHIO
1
1協和会病院
1Kyowakai Hospital.
pp.38-39
発行日 1989年1月15日
Published Date 1989/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102688
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- Abstract 文献概要
1.理学療法の科学性
“事実”を解明すること.“事実”に基づくこと.これが自然科学である.
理学療法の対象となる障害には,未だ解明されていない事実が数多くある.運動障害をもったヒトの生体内で生じている現象,すなわち事実はほとんど知られていないと言っても過言ではない.障害に対する理学療法は事実に基づいた納得のいくものであるべきであるが,多くは経験的なものであり,科学的なものとは言い難い.もちろん経験は,その手法によって改善をもたらすことがあったという事実を基に積み重ねられてきたものではあるが,反面,改善をもたらすことができなかったという事実もあったはずである.そのことを解明しようとせず,つごうの良い解釈によって臨床に用いるのが経験的なものである.
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