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特集 理学療法の展望
これからの理学療法を考える
地域社会に受け入れられる理学療法
Physical Therapy of Tomorrow: Fitting Phisiotherapy into the Community
山田 星三
1
Seizo YAMADA
1
1長崎市北保健所
1Nagasaki Kita Hokensho.
pp.34-35
発行日 1989年1月15日
Published Date 1989/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102686
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- Abstract 文献概要
私は現在,保健所勤務の理学療法士として働いていますが,約15年前より総合病院,肢体不自由児施設と勤務してきながら,つねに地域医療ともかかわってきました.ここ保健所に勤務したきっかけは,神経発達学的治療法(Bobathアプローチ)を学んできた経過があって,それをより小児から老人にいたるまでの特に在宅患者に応用発展してみたいと思ったからです.今回は,この保健所勤務を通じて日ごろ経験し,思索にふけっていることを自由に述べさせてもらい,これからのより良い理学療法の発展に少しでも寄与できればと思います.
まずは現状把握として日本の職域として多い順に列記してみると,総合病院,一般身体障害者施設,小児施設,大学病院,老人病院,教育施設,行政機関,老人施設,保健所などの順になり,特に今後ますます理学療法士を必要とするだろう施設としては,老人病院,老人関連施設,重度心身障害児・者施設,保健所,保健センター,その他行政機関などが考えられる.
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