書評
堀尾重治(著)「骨・関節X線写真の撮りかたと見かた(第8版)」
北山 彰
1
1川崎医療短大・放射線画像検査学
pp.1434
発行日 2010年10月20日
Published Date 2010/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103229
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『骨・関節X線写真の撮りかたと見かた』の第8版が発刊された.本書で自らが学び,かつ大学教育で使用させていただいている読者の一人として,本書の感想を述べてみたい.
画像診断では,一枚の画像からそこに隠された多くの情報を読み取ることが必要である.そのためには三次元の正確な正常解剖はもとより,そこに生じる疾患の形態学的特徴を熟知する必要がある.本書は画像検査法の技術的理論に基づいて,画像を読影するための基本的な人体解剖と,そこに発生する疾患の病理病態をわかりやすく教えてくれる.
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