書評
―奈良 勲(監修)・内山 靖(編)―「理学療法学事典」
瀧野 勝昭
1
1専門学校 社会医学技術学院
pp.960
発行日 2006年11月15日
Published Date 2006/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102567
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今すぐに知りたい,ある言葉や用語が理解できない,理解が曖昧なときなどに遭遇すると辞書や事典は限りなく頼りがいのある書物である.この度発刊された「理学療法学事典」は,理学療法士にとっては極めて頼もしい事典であり,他の関連職種にとっても利用価値の高い事典となろう.
リハビリテーションと理学療法領域を専門職とする理学療法士が誕生して40年を経た今日,理学療法の発展は目を見張るものがある.毎年,開催されている(社)日本理学療法士協会主催の日本理学療法学術大会の演題数は1,200を超え,参加者も4,500名を数えるに至った.また,全国研修会をはじめとした各種の研修会や講習会,医学会および介護福祉の団体などが主催している学会や研修会,さらには海外で開催される学会などへの参加者も年々増加の一途を辿っている.このように多くの理学療法士が最新の知識や技術を習得するため,各地で熱心に勉学に励んでいる.また,理学療法の雑誌や関連する学術雑誌などに,日頃から研究している課題を論文として発表する研究者も増加してきた.
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