入門講座 理学療法と吸引―実施にあたり確認しよう・3
実践編②:在宅における理学療法士の吸引実施
小山 樹
1
,
瀧 ゆかり
2
Miki Koyama
1
1株式会社ジェネラス
2訪問看護ステーションほたる
pp.251-256
発行日 2012年3月15日
Published Date 2012/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102228
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
理学療法士(以下,PT)による吸引の行為を合法化する通知が2010年4月に出され,必要性が高くても医師・看護師がいない環境で行うことができなかった訪問理学療法においても行うことができるようになった.訪問理学療法を行うものにとっても利用者・家族にとってもある意味ではメリットだが,その責任は重大であることも認識しなければいけない.訪問理学療法での吸引は,医療機関で行う場合よりもさらに十分な教育・リスク管理が必要となる.現在の在宅の現状と実際の症例を通じて,実施上の課題を考えていきたい.
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.