ひろば
ミクロ・マクロ的に観た移動の概念
奈良 勲
1
Isao Nara
1
1神戸学院大学総合リハビリテーション学部
pp.502
発行日 2011年6月15日
Published Date 2011/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101981
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- 文献概要
通常,理学療法士の日々の業務の中で「移動」ということばは,対象者の歩行,車いす操作,移乗動作などを表す概念である.
それぞれ動物の種類によって移動手段が異なるのは周知の通りである.四足歩行から進化したヒトの移動(locomotion)手段は直立二足歩行(gait,ambulation,walking)であり,同時に日常生活活動の基盤になることはこれまでの研究において証明済みである.よって,理学療法士の重要な役割の1つは,いかに対象者の自立歩行を可能にするかであることは言うまでもない.
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