新人理学療法士へのメッセージ
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藤野 雄次
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1埼玉医科大学国際医療センターリハビリテーションセンター
pp.500-501
発行日 2011年6月15日
Published Date 2011/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101980
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今春,国家試験に合格された理学療法士の皆さん.おめでとうございます.一理学療法士として歩み出し,早くも色々な喜びや悩みがあることと思います.私も理学療法士として社会に出た当初は,不安や悩みを抱えていたことを思い出します.
現在,私は開院5年目の急性期病院に勤めており,当院では心疾患や多発外傷,呼吸器疾患や脳血管障害に対して発症後早期から理学療法を行っています.私は理学療法士として勤務して8年目になりますが,当院が開院する前は母体の埼玉医科大学病院に在籍しており,そこでは神経筋疾患や切断後の理学療法,慢性期患者の外来リハビリテーション,家屋改修など,急性期以外の理学療法もたくさん経験することができました.理学療法士になって8年目となりますが,どのような理学療法が目の前の患者さんに適しているのか,患者さんを少しでも良くするためにどのような工夫が必要か,といった理学療法の質について今でも悩み考えています.そんな私が理学療法士になった頃から現在に至るまでを振り返り,今までに感じたことを書かせていただくことで,少しでも皆さんのお役にたてれば幸いです.
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