特集 身体障害者スポーツと理学療法の関わり
種目別競技と理学療法
7.障害者スキーにおける理学療法の関わり
秋田 裕
1
Yutaka Akita
1
1横浜市総合リハビリテーションセンター
pp.887-890
発行日 2010年10月15日
Published Date 2010/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101775
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はじめに
スキーの起源は古く,スカンジナビア半島に残されている紀元前2500年ごろの壁画には,狩りをする人がスキーを履いた姿が描かれている.このようにスキーは元々,狩人が獲物を追って雪の山野を移動する手段であったが,19世紀中頃からノルウェー南部のテレマーク地方を中心に「歩く,滑る,飛ぶ」といったスキー技術がスポーツとして確立され,ノルディックスキーと呼ばれるようになった.
一方20世紀になって,オーストリアのアルプス地方で,急峻な山々の滑降に対応したシュテムなどの技術が体系化され,アルペンスキーの起源となった.
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