Japanese
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調査報告
苗場スキー場におけるスキー外傷について(第3報)
Frequency of Ski Injuries in the Naeba Region: 3rd Report
舘浦 征児
1
,
佐野 精司
1
,
菅原 黎明
1
,
浅井 亨
1
,
八木 正博
1
,
小山 格
1
Seiji TATEURA
1
1日本大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopaedic Surgery, Nihon University School of Medicine
pp.844-848
発行日 1979年8月25日
Published Date 1979/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905979
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はじめに
当教室では新潟県苗場スキー場において昭和38年12月より診療所を開設し,シーズン中教室員が常駐し,スキー場パロトール隊と協力してスキー外傷の救護とその治療にあたつてきた,この間診療とともに,スキー外傷についての調査報告も逐次行い,すでに当教室峰岸ら(1966),岡田ら(1974)により,ski bindingの及ぼす影響,外傷発生率,外傷種類別および受傷部位別頻度,スキー用具と外傷との関連性,ならびにその使用状況について調査報告した.
今回われわれは第3報として,スキー外傷を統計的に処理するとともに,膝関節内側側副靱帯損傷におけるその程度と各種要因,受傷者のスキー板の長さと身長との関係などについても調査を行い,その結果若干の知見を得たので考察を加えて報告する.
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