Japanese
English
紹介
片麻痺者のアスレチック・リハビリテーション―7年間のスキーキャンプを通して
Athletic Rehabilitation for the Hemiplegic Patient: Ski Camps from 1986 to 1992.
土田 昌一
1
,
相羽 正
1
,
伊東 元
2
,
橋詰 謙
2
,
小柳 ひとみ
3
Shoichi Tsuchida
1
,
Tadashi Aiba
1
,
Hajime Itou
2
,
Ken Hashizume
2
,
Hitomi Oyanagi
3
1虎の門病院脳神経外科
2東京都老人総合研究所
3新潟中央病院
1Department of Neurosurgery, Toranomon Hospital
2Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology
3Niigata Chuou Hospital
キーワード:
アスレチック・リハビリテーション
,
片麻痺
,
スキー
Keyword:
アスレチック・リハビリテーション
,
片麻痺
,
スキー
pp.413-418
発行日 1993年5月10日
Published Date 1993/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107361
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はじめに
片麻痺のリハビリテーションにおいて,歩行や日常生活動作などについては,今までにさまざまな研究がなされている.片麻痺のバランスについては運動学的考察がいろいろ加えられてきている.またレクリエーションについての報告も散見される.athletic rehabilitation1)を,広義に障害者スポーツも含まれると考えると,片麻痺者のスポーツにはスピード感を伴うスポーツは少ないようである.
障害者のスキーとしては,脊髄損傷,脳性麻痺,切断者に対して行われているが,中途障害である脳卒中,頭部外傷による片麻痺者については組織的に行われているという報告はない.
そこで,われわれは過去7年間のスキー・キャンプ(コスモス・スキー・ツアーと名称)を通して得られた経験を踏まえ,スキーの魅力的なリハビリテーション訓練としての可能性について考察したので報告する.
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