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短報
高齢者におけるTrail Making Test施行時の脳循環動態について
Changes of cerebral oxygenation by near infrared spectroscopy in elderly people performing the trail making test
村田 伸
1
,
村田 潤
2
,
堀江 淳
1
,
溝田 勝彦
1
Shin Murata
1
1西九州大学リハビリテーション学部
2長崎大学大学院医歯薬学研究科
キーワード:
Trail Making Test
,
近赤外線分光法(NIRS)
,
脳循環動態
Keyword:
Trail Making Test
,
近赤外線分光法(NIRS)
,
脳循環動態
pp.717-720
発行日 2010年8月15日
Published Date 2010/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101737
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要旨:本研究は,要介護高齢者と非介護高齢者を対象にTrail Making Test(TMT)施行中における前頭葉の活動について,近赤外線分光法による脳内血液酸素動態〔酸素化ヘモグロビン(HbO2)の変化〕を測定し,検討した.その結果,良好な注意機能が示された非介護高齢者では,TMT開始直後からHbO2の有意な上昇が認められ,開始7秒後にピークを迎えた後もHbO2の上昇はTMT終了時まで維持された.一方,注意機能が不良であった要介護高齢者では,TMT施行中の有意なHbO2上昇は認められなかった.
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