特集 在宅理学療法の実践
―在宅理学療法の実践―2.寝たきり患者の全身管理の知識
長野 雅江
1
,
西村 眞由美
1
Masae Nagano
1
1健友会帝塚山病院リハビリテーション科
pp.567-572
発行日 2010年7月15日
Published Date 2010/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101702
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はじめに
在宅理学療法において,寝たきり状態にある患者から依頼を受けることは少なくない.こうした患者に対する理学療法は,訪問リハビリテーションのみならず,在宅・施設の環境整備や他職種の連携が整えば介護保険の通所サービスでも提供可能なケースもある.そうした中で,医療従事者である理学療法士が身体機能のみに囚われていては患者の重大な変化を見逃しかねないため,全身管理のスキルが必須である.本稿では,理学療法にも間接的に関与する知識として,寝たきり状態にある患者の全身状態の管理やリスク管理のうえで重要なトピックについて述べる.
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