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Journal of Japan Society of Nursing and Health Care Volume 14, Issue 2 （December 2012）

日本看護医療学会雑誌 14巻2号（2012年12月発行）

Japanese English

資料

笑い誘発プログラムの短期効果 Short-Term Effects of a Laughter-Inducing Program 小林淳美 ¹ , 清水律子 ² , 星野純子 ² , 今川良枝 ³ , 岡田武 ⁴ , 塚本早苗 ¹ , 森山善文 ⁵ , 林久恵 ^6,7 , 堀容子 ⁷ Atsumi KOBAYASHI ¹ , Ritsuko SHIMIZU ² , Junko HOSHINO ² , Yoshie IMAGAWA ³ , Takeshi OKADA ⁴ , Sanae TSUKAMOTO ¹ , Yoshifumi MORIYAMA ⁵ , Hisae HAYASHI ^6,7 , Yoko HORI ⁷ ¹元名古屋大学医学部保健学科 ²椙山女学園大学看護学部看護学科 ³花王株式会社 ⁴日本赤十字豊田看護大学 ⁵名古屋共立病院 ⁶星城大学リハビリテーション学部理学療法学専攻 ⁷名古屋大学大学院医学系研究科 ¹Nagoya University School of Health Sciences (Formerly) ²Sugiyama Jogakuen University Department of Nursing ³Kao Corporation ⁴Japanese Red Cross Toyota College of Nursing ⁵Nagoya Kyouritsu Hospital ⁶Seijoh University ⁷Nagoya University Graduate School of Medicine キーワード：笑い , 短期効果 , Depression and Anxiety Mood Scale（DAMS） test , Laughter , Short-Term Effects , Depression and Anxiety Mood Scale (DAMS) test Keyword: 笑い , 短期効果 , Depression and Anxiety Mood Scale（DAMS） test , Laughter , Short-Term Effects , Depression and Anxiety Mood Scale (DAMS) test pp.23-34

発行日 2012年12月30日 Published Date 2012/12/30

DOI https://doi.org/10.11477/mf.7009200078

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Abstract 文献概要
参考文献 Reference

要旨

　目的：本研究は、林ら（2005）が開発した笑い誘発プログラムの短期効果を検討することを目的とする。

　方法：32〜81歳の22名（男性3名、女性19名）に対しプログラムを実施し、その前後で収縮期血圧、拡張期血圧、脈拍、唾液アミラーゼの測定とDAMS test（Depression and Anxiety Mood Scale）、自覚的な身体的変化に関する質問票への記入を行い、比較検討を行った。

　結果：プログラム実施後、脈拍の平均値は有意に減少した。DAMS testでは、肯定的気分の中央値は実施後有意に上昇し、抑うつ気分の中央値は実施後有意に減少した。また、自覚的な身体的変化に関する質問票の自覚的身体の不調に関する質問項目5項目「疲労感・だるい」、「眠い」、「頭が痛い」、「肩こり」、「関節や筋肉の痛み」で中央値が有意な減少を示し、自覚的生理的変化に関する質問項目5項目中2項目「身体が温かい」、「身体が軽い感じ」で中央値が有意な上昇を示した。

　結論：笑い誘発プログラムには、生理的及び心理的な効果があり、また自覚的な身体的変化に影響を及ぼすことが示唆された。