特集 外来診療・小外科マニュアル
Ⅷ.四肢・皮膚
109.外反母趾
南郷 明徳
1
Akinori NANGO
1
1南郷外科整形外科医院
pp.286-288
発行日 1997年10月30日
Published Date 1997/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902986
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疾患の概念
慢性関節リウマチや痛風などの基礎疾患なしに,母趾が中足指節関節(MTP)で外方に傾き(外反)内旋した変形である.他趾との関係は手の対立位と似ている(図1).
解剖学的には第1中足骨内反が主変化で,母趾は靱帯や腱に引かれ取り残された状態である.母趾の2つの種子骨は外側に変位する.
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