書評
―石川悠加(編)―「NPPV(非侵襲的陽圧換気療法)のすべて―これからの人工呼吸」
千住 秀明
1
1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科保健学専攻
pp.1056
発行日 2008年12月15日
Published Date 2008/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101313
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本書のタイトルは,「NPPVのすべて―これからの人工呼吸」である.そして,これからの医療従事者を対象とした医学書のあるべき方向性を示した書でもある.私も数多くのNPPVテキストと接してきたが,これほど明快にNPPVを解説した書に出会ったことはない.すべての章が,看護師,理学療法士,臨床工学士の目線で丁寧に解説されている.
本テキストは,Ⅰ~Ⅴ章で構成され,Ⅰ章ではNPPVが今なぜ必要なのか,その基礎知識を解説し,初めて人工呼吸に取り組む若い医療関係者でも容易に理解できるよう,難解な人工呼吸の構造やモードなどを丁寧に解説している.
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