特集 これからの心不全診療への最新アプローチ—予防からチーム医療・先進医療まで
治療—急性心不全
非侵襲的陽圧換気療法(NIPPV)
横山 広行
1
1横山内科循環器科医院
pp.2246-2249
発行日 2018年12月10日
Published Date 2018/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225954
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Point
◎急性心不全の初期治療における目標は症状を改善することであり,SpO2>95%に維持するように迅速に酸素療法を開始する.
◎酸素吸入を開始しても酸素化が不十分な場合やPaCO2が蓄積する場合には,躊躇せず速やかに非侵襲的陽圧換気療法(NIPPV)を開始する.
◎NIPPVの効果判定は,自覚症状の改善,PaO2/FiO2の上昇,呼吸数減少,血行動態改善により評価する.
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