Japanese
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特集 COPDの急性増悪をめぐって
COPDの換気補助療法―非侵襲的陽圧換気療法と侵襲的陽圧換気療法
Ventilatory Support in Patients with Acute Exacerbation of COPD
吉永 健
1
Takeshi Yoshinaga
1
1熊本中央病院呼吸器科
1Department of Respiratory Medicine, Kumamoto Chuo Hospital
pp.417-422
発行日 2007年4月15日
Published Date 2007/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100774
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COPDの増悪時には気管支拡張薬の吸入やステロイド薬の全身投与などの薬物療法が第一選択となるが,しばしば合併してくる呼吸不全に対しては酸素吸入療法がなされる.しかし,適切な酸素療法にもかかわらず呼吸不全が進行する場合は換気補助療法の導入が必要となる.
換気補助療法には非侵襲的陽圧換気療法(non-invasive intermittent positive pressure ventilation;NIPPV)と従来からの気管内挿管下の侵襲的人工換気療法(intermittent positive pressure ventilation;IPPV)がある.
本稿ではこれらの2つの換気補助療法のCOPD増悪時における適応と実際について概説する.
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