特集 メタボリックシンドロームと理学療法
ケースレポート
3.メタボリックシンドロームを伴う運動器疾患(変形性股・膝関節症)に対する理学療法
横地 正裕
1
Yokochi Masahiro
1
1医療法人三仁会あさひ病院リハビリテーション科
pp.903-908
発行日 2007年11月15日
Published Date 2007/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101055
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はじめに
メタボリックシンドローム,2型糖尿病などの代謝疾患を中心とした生活習慣病を伴う運動器疾患患者の中には,生活習慣病が症状増悪,治療阻害,およびリスク増大因子となっている症例がみられる.特にメタボリックシンドロームの基盤としての肥満症は,運動器疾患の中でも変形性膝関節症の発症,進行と関連が深い1~4).当院では,そのような症例に対して生活習慣病サポートチームによる介入を実施している.
本稿では,メタボリックシンドロームを伴う変形性股・膝関節症例に対するチーム介入と理学療法介入の内容を紹介するとともに,介入による効果についても報告する.
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