特集 メタボリックシンドロームと理学療法
ケースレポート
1.メタボリックシンドロームを伴う脳血管疾患に対する理学療法
平木 幸治
1
Hiraki Kouji
1
1聖マリアンナ医科大学病院リハビリテーション部
pp.893-896
発行日 2007年11月15日
Published Date 2007/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101053
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はじめに
脳血管疾患の理学療法は,機能障害や能力障害に焦点を当て,ADLの改善や自立に向けたアプローチが重要であることに異論はない.しかし,機能障害が軽度でADLが自立している症例には,脳血管疾患発症の基盤となっているメタボリックシンドロームや生活習慣病の管理など,二次予防(再発予防)を主眼に入れたアプローチも考慮されるべきである.本稿では,二次予防を目的として理学療法を施行したメタボリックシンドローム合併脳梗塞症例を提示し,その経過とアプローチ法について述べる.
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