特集 理学療法士の卒後教育
病院における卒後教育の実践と課題
常田 康司
1
,
菊地 豊
1
,
五十嵐 勇樹
1
,
風晴 俊之
1
,
鈴木 純
1
,
本木 綾
1
1財団法人脳血管研究所美原記念病院リハビリテーション科
pp.727-735
発行日 2007年9月15日
Published Date 2007/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101021
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はじめに
理学療法士は,患者や利用者など他者の人生に関わり,かつ医学に携わる職業である.そのため,更新のない生涯免許を取得するだけでは不十分であり,理学療法士であり続ける限り自己研鑽に努めなければならないことに異論はないであろう.
理学療法士の教育には,卒前教育と卒後教育(生涯学習)があるが,過去の論文や学術大会の演題をみると,卒前教育に関するものが圧倒的に多く,卒後教育に関するものは少ない.また,卒後教育に関するものは,日本理学療法士協会による生涯学習システムをはじめとする職場外での実践に関するものが多く,職場内教育に関するものは散見される程度である.そこで,本稿では職場内教育として当院で実践している卒後教育について述べる.
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