とびら
次世代に期待すること
伊藤 和夫
1
1あおもり協立病院リハビリテーション科
pp.701
発行日 2007年9月15日
Published Date 2007/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101015
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養成校卒業から25年あまり,わが身を振り返ってみると様々なことがあった.その母校も2008年3月をもって閉校になろうとしている.いわゆる時代が変わったということであろうか.理学療法士教育の場は,専門学校から医療技術短大,4年制大学,そして大学院教育へと着実に移行した.かつての恩師は「リハビリテーションは教育である」と言った.この言葉は自分の頭の中に未だもって浸透,残存している.また,別な恩師は「臨床実習教育は不要である,ただし卒後教育の充実が条件」と言った.
自分の教員時代のモットーは,仲間を作ることであったと思っている.学生は仲間,理学療法士を選択した仲間,将来の同業者という意識であった.よって地元の第一期生が卒業した後,県士会として卒後教育を提案,実施した.
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