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特集 肝胆膵疾患に挑む―次世代へのメッセージ
序説
次世代へのメッセージ
Message for the next generation
真口 宏介
1
Hiroyuki MAGUCHI
1
1手稲渓仁会病院 消化器病センター
1Center for Gastroenterology, Teine-Keijinkai Hospital
キーワード:
画像診断
,
早期膵・胆道癌
Keyword:
画像診断
,
早期膵・胆道癌
pp.551-554
発行日 2012年11月15日
Published Date 2012/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100634
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はじめに
長くご愛読いただいた本誌も本号でいったん休刊となる.
この話を聞いたとき,「申し訳ない」という気持ちで真っ先に順天堂大学名誉教授の有山襄先生の顔が浮かんだ.本誌は,1999年『消化器画像』の名称で刊行が始まったが,発刊にこぎつけるべく奔走いただいたのが有山先生だからである.ご存じの方も多いと思うが,消化器画像診断研究会,臨床消化器病研究会の初代代表世話人である.
消化器画像診断研究会の特徴は症例報告であり,内科医,外科医,放射線科医,病理医が一堂に会し,朝から晩まで1例ずつ,画像,治療方針,病理について徹底的に討論する.大きな学会では,主題(シンポジウム,パネルディスカッション,ワークショップ)が注目され,症例報告には関心が少なく,また限られた時間であるため十分な討論がなされない傾向にあるが,年に2回の本研究会に出席するたびに1例ごとの吟味の大切さ,そして画像診断の重要性を実感する.
この研究会の中心的存在であった有山先生,竹原靖明先生(元関東中央病院副院長)が呼びかけ,故板井悠二先生(元筑波大学教授),二村雄次先生(元名古屋大学教授),故望月福治先生(元仙台JR病院院長)が初代編集委員として本誌のそう刊に尽力していただいた.
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