短報
脳性麻痺に対する機能的脊髄後根切断術について―術後経過
比屋根 直美
1
,
宮城 淳
1
,
落合 靖男
1
,
當山 真弓
1
,
又吉 清子
2
,
仲地 正人
2
,
渡慶 次賀寿
2
,
當山 潤
2
,
長嶺 功一
3
,
粟國 敦男
3
,
師田 信人
4
Hiyane Naomi
1
1沖縄小児発達センター
2重度心身障害児施設周和園
3沖縄県立那覇病院整形外科
4国立成育医療センター脳神経外科
pp.912-915
発行日 2003年10月1日
Published Date 2003/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100912
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脳性麻痺(CP)の痙性に対する治療として機能的脊髄後根切断術(functional posterior rhizotomy:FPR)が北米などでは行われている1,2)が,日本においては実施例がまだ少なく,その治療効果についても定まった見解はない.最近になって神経生理学的・機能的側面からの治療効果が医師から報告されている1,3)が,術後理学療法経過の報告はまだない.
2000年11月に当センターにおいて初めて痙直型両麻痺児に対してFPRが実施され,これまでに9人のCP児に実施されてきた.術前後の評価と術後経過について報告する.
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