入門講座 理学療法ワンポイントアドバイス➎
呼吸障害―慢性期
宮川 哲夫
1
Miyagawa Tetsuo
1
1昭和大学保健医療学部理学療法学科
pp.415-418
発行日 2003年5月1日
Published Date 2003/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100814
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慢性呼吸障害に対する呼吸リハビリテーション(以下,呼吸リハ)や呼吸理学療法の対象は幅広く,COPD(慢性閉塞性肺疾患)を中心に,結核後遺症,喘息,間質性肺疾患,睡眠時呼吸障害などの呼吸器疾患の他に,神経筋疾患,後側弯などの胸壁疾患,人工呼吸器依存患者,肺気量減少療法や肺移植の術前術後,末期肺癌患者,脳血管障害後遺症,脳性麻痺などがあげられる.ここでは呼吸リハや呼吸理学療法のエビデンスが最も証明されており,かつ臨床現場で遭遇する頻度の最も高いCOPDを中心に解説する.
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