インタビュー
―桑田真澄投手(読売巨人軍)に聞く―もうひとつの動き方
pp.408-409
発行日 2003年5月1日
Published Date 2003/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100811
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「桑田復活の陰に古武術あり」―ここ数年の不振で引退まで取り沙汰されていた桑田投手が,昨シーズンは見事に復活.防御率2.22(12勝6敗)で最優秀防御率のタイトルまで手に入れるという大活躍だった.その陰に,古武術稽古会「松聲館」主宰・甲野善紀氏との出会いがあった.そして,その出会いを仲介したのが,理学療法士として読売巨人軍のトレーナーに転じたことで知られる神谷成仁氏であった.
一見,畑違いの野球と古武術にどんな関係があるのだろう.古武術の特徴は「ねじらない・うねらない・ためない」だという.従来の運動理論とは対極にあるこの身体運用に桑田投手はなぜ惹かれたのか.いかにしてそれを身に付け,投球フォームにつなげていったのか.
開幕を前にトレーニングに励む桑田投手と,復活のプロセスを陰で支えた理学療法士・神谷成仁氏のお二人に,同じく理学療法士の竹中弘行氏(湯河原厚生年金病院)が伺った.
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