特集 医療保険・介護保険と理学療法
診療報酬改定による理学療法への影響―脳外科中心の病院において
山村 俊一
1
Yamamura Shunnichi
1
1横浜新都市脳神経外科病院リハビリテーション科
pp.207-209
発行日 2003年3月1日
Published Date 2003/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100792
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平成14年4月の改定はとにもかくにも驚き,最低限の準備だけして4月のスタートになってしまった.20分1単位制,制限の強化,逓減制の導入など,リハビリテーション体系を変えていかなければならないようなものであった1).PTに限るとかなりの減収になるが,保険を支えるべき生産者人口が減り(=高齢化),医療保険制度が瀕死の状態になる中で支払者である保険組合などと医療提供者が共に生き残っていかないと維持成長は望めない.その中でPTもOT,STと連携を強固にして効率的で最適なリハビリテーション(以下,リハ)サービスを提供していくことが減収幅の抑制にもつながるのであろう.
以上を踏まえ今回の改定に当院でどのように対応しどのように影響がでたか,今後の方向性を考えながら述べていきたい.
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