入門講座 画像のみかた・2
臨床に活かす四肢・脊柱のX線画像のみかた
青木 光広
1
Aoki Mitsuhiro
1
1札幌医科大学保健医療学部理学療法学科
pp.147-156
発行日 2007年2月15日
Published Date 2007/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100650
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骨関節のX線画像のみかた
骨関節のX線画像はあらゆる画像診断の中核をなしており,骨関節に沈着したミネラルが形成する濃淡像から,局所の病態を確認することができる.
骨関節X線画像の読影における原則として,以下のようなものが挙げられる1).
1)2方向撮影の観察を原則とする.2方向からの観察でイメージが立体化され,異常所見が明らかになる.
2)撮影条件(黒化度と鮮鋭度)を考慮する.暗すぎたり明るすぎる条件によるX線画像,ならびに被写体が動いて焦点が確保されていないX線画像は再度撮影を行う.
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