特集 周産期の画像診断 第3版
新生児編 Ⅳ.MRI診断 B.軀幹・四肢
脊柱・軀幹・四肢のMRI診断
田村 太資
1
TAMURA Daisuke
1
1大阪母子医療センターリハビリテーション科
キーワード:
脊髄髄膜瘤
,
分娩麻痺
,
MRミエログラフィ
,
骨化不全
Keyword:
脊髄髄膜瘤
,
分娩麻痺
,
MRミエログラフィ
,
骨化不全
pp.513-518
発行日 2024年12月23日
Published Date 2024/12/23
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001910
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はじめに
新生児・乳幼児期の画像診断として,単純X線と超音波検査が用いられることが多い。単純X線では簡便に骨関節についての情報を得ることができるが,軟骨や軟部組織については全く情報を得ることができない。一方で超音波検査は安全かつ簡便な方法であるが,骨組織や空気によりエコー波が遮られる部位に対しては十分な画像が得られない。このため,中枢神経系や腹腔内腫瘤,軟骨成分の多い関節などの画像評価において,MRIが用いられる。本稿では以下MRIが多用される脊椎脊髄疾患,腹部骨盤内腫瘍性病変,四肢関節病変について述べる。
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