学校探検隊
「清瀬リハ学」よ 永久に!!
中村 浩
1
,
加藤 夕紀子
1
1独立行政法人国立病院機構東京病院附属リハビリテーション学院理学療法学科
pp.562-563
発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100518
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開学の精神
本校は,昭和38年にわが国初の理学療法士(PT)・作業療法士(OT)養成施設として開学した.初代の学院長はリハビリテーション医学のパイオニア,そして,PT・OT養成の生みの親でもある砂原茂一先生であった.創設当初の教員はWHOの顧問や在日米軍所属のPT・OTが兼任し,当然,開校当時の授業はすべて英語で行われた.臨床実習に至っては,米軍立川基地,横須賀基地などで実施され,まさに「昭和の蘭学事始」の精神が開校のキャッチフレーズであった.リハビリテーションという全く新しい医療分野の専門職養成を目的にかかげた開学の精神が今もなお,校風の随所に脈々と生き続けている.
東京の郊外に位置する清瀬という場所柄は,戦前より医学・医療施設が多く,当学院も少し長々しい名称より「清瀬リハビリ学院」と呼ばれる場合が多い.そのことが,日本のリハビリテーション医療やPT・OTの歴史と共に織りなされて今日に至っている感がある.平成16年3月に卒業した第39期生をもって,PT学科703名,OT学科649名,計1,352名を世に送り出した.その多くが教育現場の第一線やPT・OT協会で活躍しており,各方面より高い社会的評価を得ている.
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