文献抄録
早産低出生体重児と満期産児における,歩行獲得月齢と自発的kickの関係について
井出 篤嗣
1
1横浜市立脳血管医療センター
pp.105
発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100019
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
本研究では,早産低出生体重児と満期産児の歩行獲得月齢を調査し,さらに,自発的なkickと歩行獲得月齢の関係を比較,検討した.
対象は早産低出生体重児22名(男性15名,女性7名),満期産児22名(男性8名,女性14名)で,調査期間は1997年6月から1998年12月である.修正月齢2か月と4か月で自発的kickを調査し,18か月まで歩行獲得の月齢を調査した.kickは背臥位になった幼児をビデオカメラで5分間記録し,その間の連続したkickの20秒間を対象として回数やパターンを分析した.kickは3つのパターン(片足のみ,交互,両足同時),4つの相(屈曲相,intra-kick相,伸展相,inter-kick相)に分けて分析し,歩行獲得が遅延したグループと正常範囲内で獲得したグループ間で比較した.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.