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私がアメリカ理学療法学会(APTA;Annual Conference&Exposition of the American Physical Therapy Association,図1)に参加するのは1993年のCincinnatiに次いで2回目である.この学会は日本理学療法学術大会とは異なり,口演やポスターによる演題数は少なく,3時間の教育セッションが大多数を占めている.2004年の学会は6月30日から7月3日まで全米最大のコンベンションセンターであるChicagoのMcCormick Placeで盛大に開催された.今回,私にとっては2003年Spain・Barcelonaでの世界理学療法連盟学会(WCPT;International Congress of the World Confederation for Physical Therapy)での講演に続いて2度目の海外での学会講演となる.今回は大阪大学教育研究支援推進事業の渡航助成により出張にて訪米した.
日本では,Chicagoといえば若い方でもギャング時代のアルカポネのイメージがあり,大変恐い場所と想像しているよう聞く.1993年にRehabilitation Institute of Chicago(以下RIC)で1週間のコースを受講した私はChicagoがとても気に入っている.New York,Los Angelsに次ぐ全米3位のChicagoは,観光,ショッピング,音楽,スポーツなど余りあるエンターテイメントで毎日が忙しい.Chicagoの住民はこの街が大変エキサイティングであると言う.確かに退屈しない.最近の有名人は前ヤクルトスワローズでChicago White Soxの高津選手である.近年ヒスパニック人口が急増し,音楽(Los Lobosのライブは最高でした)やレストランもアメリカン・メキシカンが大流行である.大阪はChicagoと姉妹都市であり,6月より関西国際空港より直行便が就航していた.
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