技術講座 一般
穿刺液の蛋白分画の測定
酒井 伸枝
1
,
久保田 亮
2
,
芝 紀代子
2
1埼玉県立大学短期大学部衛生技術学科
2東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科
pp.113-119
発行日 2002年2月1日
Published Date 2002/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543906115
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新しい知見
穿刺液である胸水,腹水を電気浸透現象のないセルロースアセテート(セ・ア)膜を用いて電気泳動を行い,われわれが開発したセ・ア膜専用の銀染色を施すことにより,鮮明な蛋白分画像が得られた.またM蛋白の検出や通常の移動度と異なる位置にトランスフェリンバンドの検出と新たな蛋白分画バンドも捕らえることができた.併せて銀染色による穿刺液の蛋白濃度の測定も可能にした.
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