増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第9集
血液生化学検査など
蛋白
蛋白分画
濵田 悦子
1
,
前川 真人
2
1浜松医科大学医学部附属病院検査部
2浜松医科大学医学部臨床検査医学
pp.122-125
発行日 2015年4月1日
Published Date 2015/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223225
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検査の概要
血清には約100種類以上の蛋白質が存在している.これら蛋白質の生化学的特性,主な機能を表1にまとめた.血清蛋白電気泳動法は主にセルロースアセテート膜を支持体とする方法であるが,アガロースゲル電気泳動やキャピラリー電気泳動も用いられている.
右側を陰極,左側を陽極とした電気泳動パターンで示し,デンシトメータで算出された分画%が各分画に相当し,総蛋白量と乗じた分画濃度(g/dL)を評価する.病態に応じたパターンを示すので,病態のスクリーニングに有用である.
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