技術講座 生化学
インタクトPTHの測定法
猪俣 啓子
1
,
山下 弘幸
2
,
山下 裕人
1
,
野口 志郎
2
1野口病院研究検査科
2野口病院
pp.107-112
発行日 2002年2月1日
Published Date 2002/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543906114
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新しい知見
1980年代後半に2種類の抗体を使った免疫放射定量測定法(immunoradiometric assay;IRMA)によるインタクトPTH測定法が開発されてから,診断を含め副甲状腺ホルモン異常による病態の解明が飛躍的に進歩した.近年,免疫自動分析装置を使用した測定系が開発されたことで,より高精度で迅速かつ簡便な測定が可能となり,高カルシウム血症の鑑別診断や原発性副甲状腺機能亢進症治療の補助的手段としての用途が広がっている.
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