増刊号 病理組織・細胞診のための日常染色法ガイダンス
8.内分泌細胞(細胞内内分泌顆粒)の日常染色法
アルデヒド・チオニン染色
広井 禎之
,
舘 亜矢子
,
冨永 晋
,
河合 俊明
pp.808-811
発行日 2001年6月15日
Published Date 2001/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543905898
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
目的
アルデヒド・チオニン染色(aldehyde thioninestain)は,バジェット(Paget)らによりアルデヒド・フクシン染色(aldehyde-fuchsin stain)の改良法(アルデヒド・フクシン染色とほぼ同様の染色態度をとり,退色しない色素)として考案された染色法である.
アルデヒド・チオニン染色は膵ランゲルハンス島のB細胞のほか,下垂体前葉好塩基性細胞の一部〔甲状腺刺激ホルモン(TSH),黄体化ホルモン(LH),卵胞刺激ホルモン(FSH)産性細胞〕などを染め出す.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.