増刊号 緊急検査実践マニュアル
各論
5.微生物(感染症)検査
2)免疫学的検査 a)細菌感染症 技術編
小川 祐司
1
,
池田 明人
2
,
山中 喜代治
2
1大阪厚生年金病院検査部
2大手前病院臨床検査部
pp.868-871
発行日 1999年6月15日
Published Date 1999/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903889
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免疫学的緊急細菌検査1)
意識障害,ショック症状など生命に危険が及ぶ重症感染症や周囲に影響を及ぼす伝染性感染症の診断・治療に役だてる目的で実施されるのが緊急細菌検査であり,数時間以上を要する検査は含めない.図に最も緊急を要する重症感染症〔脳脊髄膜炎,敗血症・菌血症,およびSTEC(Shiga toxin-producing Escherichia coli)O157:H7感染症〕と主要症状,そしてその原因細菌検出のために用いられる免疫学的抗原検査法を示した.
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