増刊号 緊急検査実践マニュアル
各論
5.微生物(感染症)検査
2)免疫学的検査 a)細菌感染症 臨床編—[1]下痢症・尿道炎・子宮頸管炎
豊川 真弘
1
,
浅利 誠志
2
1大阪大学医学部附属病院臨床検査部
2大阪大学医学部附属病院感染症対策部
pp.872-877
発行日 1999年6月15日
Published Date 1999/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903890
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下痢症:Escherichia coli VT1, VT2
1.検査の意義と目的
3類感染症である腸管出血性大腸菌(enterohemorrhagic E. coli;EHEC)感染症の迅速診断の意義は,①抗菌剤適用の有無,②腸管内毒素吸着剤適用の有無,③HUS(hemolytic uremicsyndrome,溶血性尿毒症症候群),脳症など重症合併症の予測・予防,および④二次感染防止対策の徹底などである.
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