増刊号 病理組織・細胞診実践マニュアル
第II章 組織学的検査
2.検体
2)検体の受付と処理
e)薄切法
滝野 寿
1
,
長屋 清三
1
1名古屋市立大学医学部病理学第2講座
pp.103-106
発行日 1998年6月15日
Published Date 1998/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903465
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1.薄切の目的
薄切は次のステップである各種染色を施すために必要な操作で,前項で述べたごとく,パラフィン包埋されたブロックをミクロトームを用いてミクロン(μm)の厚さで薄く切り,スライドグラスに貼り付けるまでの工程をいう.
本操作は病理検査の中で最も経験を積まなければならない工程の1つである.
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