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食後高脂血症
多田 紀夫
1,2
1東京慈恵会医科大学内科学講座第4
2青戸病院
pp.481-484
発行日 1998年5月1日
Published Date 1998/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903415
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はじめに
生体の動脈壁は日常多くの時間,食後のリモデリングされたリポ蛋白に曝されている.近年,食後の血清トリグリセライド(triglyceride;TG)値は空腹時の血清TG値より動脈硬化リスクをより反映しているとの多くの事象が報告され,食後高脂血症と動脈硬化症発現との関連性が注目され,ここにおけるレムナント・リポ蛋白1)の関与に関心が集まっている.こうしたことから,食後高脂血症のメカニズムと病態の解明ならびに食後高脂血症を把握する診断法確立の必要性が唱えられている2,3).
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