けんさアラカルト
検査情報(相談)室への臨床検査技師のかかわり
大谷 英樹
1
1北里大学医学部臨床病理学
pp.438-439
発行日 1998年5月1日
Published Date 1998/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903405
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現代医療において臨床検査の重要性は年々高まってきており,21世紀になってもさらに検査法の進歩によってその役割は増すであろう.現在,保険診療報酬の一覧表にみられる検査だけでも1,000種類以上に及び,また新しい検査が次々に登場しているため,どの医師もあらゆる検査に精通し,合理的に駆使することは容易ではない.
そこで,北里人学病院臨床検査部では臨床サイドの要望に応え,診療支援の一環として,1995年7月に「検査情報(相談)室」を開設した.本検査情報室は検査部受付事務室内に設置され,臨床検査技師1名と臨床病理医(臨床検査医)1名が常駐することとし,すべての検査に関するオーダーの)しかた,検体の取り扱いかたから検査データの)解釈まで(表),医師が問い合わせしやすく,また直ちに応答しうる態勢をとっているわけである.
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