技術講座 生化学
Km値の求めかたとレスポンスサーフェース法
山舘 周恒
1
,
長村 洋一
2
Shuukoh YAMADATE
1
1日本大学医学部附属板橋病院臨床検査部
2藤田保健衛生大学衛生学部
pp.1089-1095
発行日 1996年12月1日
Published Date 1996/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902935
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新しい知見
Lineweaver-Burkのプロットに代表されるKm値の算出法は,他のHofsteeやHanes-Woolfのプロットなどとともに,それぞれに特徴を有している.また,複雑な2基質反応のパラメータ算出時や,基質濃度にpHなどの因子も含めた多次元的な反応速度の評価手法であるレスポンスサーフェース法(response surface method;RSM)を行うには非線形最小二乗法が要求される.これらの手法は,近年の科学技術計算用コンピュータプログラムの普及により,利用性が拡大した.
今,話題のインターネットを利用すると,非線形最小二乗法のプログラムや幅広い分野で利用されているRSMの情報を海外から容易に入手できる.
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