えっせい・教育との出会い
ムーン・フェース
大野 トクヱ
pp.45
発行日 1972年1月25日
Published Date 1972/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906548
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ワレワレ教師は,実にあどけなく涙ぐましい.たとえばこんなふうに.
学級づくりサークルの自主研究会で(官制の研究会には,ウエ向きの教師にのみおざしきがかかり,いわゆる子どもとともに歩む教師は干される.故に,自ら官制研究会に対抗し,それを乗り越えようとして,自主的にさまざまな研究集会がもたれ,多くは官制研究会よりも,生き生きした様相を呈する),学級びらき(学期はじめ,初めて担任と子どもと接する時の儀式)に,どんな顔をするべきかが話し合われる.いかめしくすべきか,微笑をもって臨むべきか.そして,その担任した学級の学級づくりに,見通しと自信のある場合はニヤタラしても可,そうでなければ威厳をもってコーゼンと臨むべきなどと.
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