技術講座 血液
HLAタイピング法
柏瀬 貢一
1
,
田中 秀則
1
Kouichi KASHIWASE
1
1日本赤十字社中央血液センター検査部
pp.901-908
発行日 1996年10月1日
Published Date 1996/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902892
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新しい知見
近年,血清学的HLAタイピングは,ビーズ法を用いたリンパ球の分離や蛍光色素を用いた測定法などが新たな手法として取り入れられ,精度の向上および大量検体処理が可能になった.
一方,DNAタイピングは,PCR法の導入によって,HLA遺伝子の多型部分を直接解析することが容易になった,特にHLA-クラスⅡ遺伝子群は多型を示す部分が第2エクソンに限定されることから,DNAタイピングが日常検査として導入されてきた.
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