検査法の基礎検討のしかた 血清検査・1
免疫成分検査のポイントとルーチン化の留意事項
亀子 光明
1
,
山内 一由
2
1長野市民病院臨床検査科
2信州大学医学部附属病院中央検査部
pp.861-864
発行日 1996年9月1日
Published Date 1996/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902879
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はじめに
免疫成分検査は抗原検査と抗体検査の2つに大別され,抗原検査は主として血漿蛋白成分,腫瘍マーカー,ホルモンなどを検査対象とし,抗体検査は溶レン菌,梅毒,各種ウイルスやリウマチ因子(RF)に対する抗体価測定を目的とする.
測定方法は目的とする検査によりさまざまであり,用手法検査(定性検査,半定量検査)と自動分析装置(汎用機種,専用機種)を用いた定量検査が中心となっているが,近年はポリメラーゼ連鎖反応(polymerase chain reaction;PCR)法1)を用いた遺伝子検査により,蛋白異常の検出も可能となっている.
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