増刊号 感染症検査実践マニュアル
Ⅵ.感染症とその検査法
29.ウイルス性腸管感染症
藤田 晃三
1
1札幌市衛生局豊平保健所
pp.231-234
発行日 1996年6月15日
Published Date 1996/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902784
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
急性感染性胃腸炎は細菌,ウイルス,原虫などの微生物によるが,小児期の胃腸炎は細菌によるものよりウイルス性のものが多く,特に乳幼児期にみられるものの大部分はウイルス性である.また,成人においてもウイルス性胃腸炎の流行をみることがある.日常検査で原因ウイルスのすべてを決定することは困難であるが,急性胃腸炎の原因として多いウイルスとその簡便な検査法を中心に概説したい.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.