増刊号 感染症検査実践マニュアル
Ⅵ.感染症とその検査法
6.性感染症 2)HIV,Ureaplasma,単純ヘルペス,パピローマウイルス
小花 光夫
1
1川崎市立川崎病院特殊医療部
pp.124-130
発行日 1996年6月15日
Published Date 1996/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902757
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はじめに
近年,性行動の多様化と人の交流の国際化に伴い,性感染症(sexually transmitted diseases;STD)に関与する病原微生物は極めて多様性を呈している.古典的な四大性病のみならず,各種ウイルス,Chlamydia(trachoma biovar),Ureaplasma,赤痢アメーバなどが加わり,本邦でもウイルス感染症の占める地位が徐々に高くなっている.本稿ではウイルスとUreaplasmaによるSTDについて解説する.
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