増刊号 臨床生理検査実践マニュアル画像検査を中心として
Ⅱ.磁気共嗚画像検査法(MRI)
3.検査の実際
1)頭部
野口 京
1
,
豊嶋 英仁
1
1秋田県立脳血管研究センター放射線科
pp.157-165
発行日 1995年4月15日
Published Date 1995/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902345
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はじめに
MRI頭部検査のうち脳神経領域の検査の進めかたについて解説する.脳神経領域の撮像範囲には大脳,小脳および脳幹部(中脳,橋,延髄)が含まれる.検査に当たり,これらの位置関係をよく理解しておくことが必要である.検査の対象疾患は主に血管障害,腫瘍,炎症性疾患,変性疾患などである.
実際に検査を行うに際しては,最初に基本的撮像技術を理解しなければならない.また,頭部MRIの正常例と主な異常像について知っておく必要がある.
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