増刊号 免疫検査実践マニュアル
各論
Ⅶ.凝固
2.フィブリノゲン,AtⅢ,FDP
村嶋 正幸
1
,
出口 克巳
2
1三重県立看護短期大学
2三重大学医療技術短期大学部
pp.235-239
発行日 1994年4月15日
Published Date 1994/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901953
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■フィブリノゲン
凝固第I因子であるフィブリノゲンは,トロンビンの作用を受けて,フィブリン(Ia)となる(図).フィブリンが血液を凝固せしめる本体であり,複雑な凝固反応の最終段階は,このフィブリン形成にある.
フィブリノゲンは,血漿中濃度が最も高い凝固因子(200〜400mg/dl)であり,肝臓で合成され,半減期は3〜4日といわれている.
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