検査法の基礎
FDP分画—フィブリノゲン・フィブリン分解産物の各分画
鈴木 節子
1
1横須賀共済病院中央検査科
pp.863-868
発行日 1992年10月1日
Published Date 1992/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901285
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サマリー
凝固線溶亢進状態の指標としてフィブリノゲン(Fbg)・フィブリン(Fb)分解産物を抗フィブリノゲンポリクローナル抗体により測定するFDP測定が普及しているが,近年では抗FDP分画モノクローナル抗体によりFDPのDDE,DD,D,E分画が測定可能となった.DDE,DD分画の検出は安定化フィブリンが体内でできた証拠である.従来からのFDP,FM測定とDD分画測定を組み合わせることによって凝固線溶状態をより詳細に把握することができる.
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