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マラリアのDNA診断
新井 明治
1
,
綿矢 有佑
2
,
山根 明男
3
1岡山大学医学部寄生虫学教室
2岡山大学薬学部薬品化学教室
3湧永製薬(株)バイオ研究所DNA診断薬研究室
pp.1122-1124
発行日 1993年12月1日
Published Date 1993/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901764
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マラリアはプラスモジウム属原虫の感染によって起こる人類最大の寄生原虫感染症で,推定感染者数2億7千万人,推定死亡者数は年間2百万人に及んでいる.わが国においても海外渡航者の増加に伴って輸入マラリア症例が増えつつあり,海外渡航歴のある発熱患者に対しては,マラリアを疑わなくてはならない.しかしながら実際の臨床現場でマラリアの診断を確実に行うことは意外に困難であり,高い特異性と検出感度を有するDNA診断法の開発に期待が寄せられている.
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